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映画「家族のレシピ」 [シネマクラブ]

シンガポール・フランス・日本の合作映画「家族のレシピ」を観ました。
派手な描写はなく、淡々と家族が遺した記録や子どもの頃の記憶を辿りながら
戦争時代の日本軍による蛮行から現在までの出来事の中で、赦しや和解を経て
途切れつつあった家族の絆を取り戻す物語です。



上映期間が一週間とか、本当に短いわけですが映画が完成していたのは一昨年
ということで、日本では未公開になったかも知れない作品が上映されたという
だけでも良かったのかも知れません。


メジャー作品ではないどころか、独立系(インディペンデント)作品が東映系
で上映されたということは、それなりに訴えるものがあるということですから
この映画を観ようと誘ってくれた人は眼力があるということでしょう。





お客さんの入りは少なかったのですが、日本人キャストの伊原剛志、別所哲也
斎藤工、松田聖子、そして、シンガポール側キャストで叔父役のマーク・リー
亡くなった母親役のジネット・アウ、祖母役のビートリス・チャンの役者たち
の演技のレベルが高く、エリック・クー監督の演出も良かったです。

映画の中では日本では知る人も少なくなっている日本軍によるシンガポールの
占領時代に赤ちゃんを空中に放り上げ、落ちてくるところに銃剣を突き上げて
なぶり殺しにした残酷な日本軍の蛮行も織り込まれていますが、そんな事実も
含めながら、母親に強く反対されながらも愛した日本人との愛を貫いて結婚し
母に許されることなく若くして亡くなったシンガポール人女性が遺した息子が
父親の急死を転機にシンガポールに渡って母親側の家族を探し出し…と最後の
部分については触れませんが、ほのぼのと優しい心になる映画です。



高校を卒業したばかりの頃に松田聖子の「野菊の墓」や「プルメリアの伝説」
などの映画を観て、見ているこちらが気恥ずかしくなるような演技だったのが
アイドルから女優になった松田聖子を見られたことも大きな収穫でした。

シンガポール在住のフードブロガーという設定はちょっと非現実的な感じでは
ありましたが、日本のラーメンとシンガポールのバクテーというソウルフード
を融合させるというテーマに絡めるには、フードコーディネーターではなく、
フードブロガーの方が展開に違和感がないということなのでしょうね。

監督のエリック・クーや、シンガポールの著名なコメディアンである叔父役の
マーク・リーが以前から松田聖子の大ファンだった、ということもあるからか
映画の中で一番美味しい役を演じているのは松田聖子だったような気がします

もうすでに上映が終わっている地域も多いかと思いますがDVDが出るのなら
一度ご覧になることをお勧めします。


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サンフランシスコ人

映画「家族のレシピ」......

http://sffilm.org/event/ramen-shop/

サンフランシスコ国際映画祭で上映.....
by サンフランシスコ人 (2019-03-23 06:39) 

suzuran

サンフランシスコ人さん:
コメントありがとうございました。
by suzuran (2019-04-09 23:31) 

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