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中国で超大作映画が記録に残る不入り [シネマクラブ]

中国の新興IT系企業グループのアリババピクチャーズが約126億円を
かけて製作したファンタジー映画の「阿修羅」が上映三日目で映画館での
上映を打ち切り、約116億円の損失を出しました。

Asura_movie.jpg

ちなみに映画史上最大の大コケ映画は「シンドバッド7つの海の伝説」と
いう映画が約140億円の損失を出したそうで、今回の「阿修羅」は現在
までの興行の中では世界で5位のコケっぷりだそうです。




真田広之とキアヌ・リーブスが共演した「47Ronin」という日本の
忠臣蔵を題材にしたとされる映画(実際に観た感想としては、この映画の
どこに忠臣蔵が?という感じでしたが…)は175億円の製作費を初めて
長編映画を演出する監督に託して轟沈して、回収できたのは宣伝費のみと
いう話でしたが、140億円で過去最大ということは「47Ronin」
はDVDの売り上げでなんとか製作費の一部も回収できたのでしょう。

ハリウッドの凄いところは、大コケをしたキアヌ・リーブスを映画界から
突き放すことなく主演として起用を続けて、ジョン・ウィックシリーズを
成功させてしまうところで、日本のヘッポコでヘタレな映画会社とか芸能
事務所のように何かといえば、映画がコケたら役者のせいにして次からは
使わないとか、ケツの穴の小さいことを言って若手の役者(景気が悪いと
中堅、ベテランさえも同じですね)の将来性を潰してしまうようでは自分
で自分の首を絞めていることにさえ気付いていないような気がします。

それはともかくとして「阿修羅」ですが、チベット仏教の神話から発想を
広げたファンタジー映画という時点で、ちょっと無理があるんじゃないの
かなという気がしますが、香港の人気俳優のレオン・カーフェイを主演に
してもなんともならない映画に6年の時間を費やして、116億円が無駄
になるという壮大なコケっぷりを予想した人はいなかったようです。

三部作のつもりで作ったのに三日で上映中止では、その続きなんて絶対に
作れそうにないと思いますが、それだけコケても特に製作会社側はあまり
動じていないような感じなので、何事もなかったように続編が出てくると
いうことも全くないことはなさそうな気がします。

中国政府が映画製作に直接は関与していないものの、伝統的な中国文化を
映画にすることに意義を求めていたというあたり日本の安倍晋三が美しい
日本の復活とか言いながら、汚職天国の官僚とお友達優先の公共事業など
もっとも政治家が汚く蔑まれていた時代を取り戻そうとしているのと同じ
政治家主導の愚かしさを感じる部分にも大衆がドン引きとしたというのが
映画がコケた要因の一つなんじゃないかなと思います。

ただ、今回の映画の製作費は通常の中国での大作製作費の二倍ぐらいだと
いうことなので、中国ではお金をかけて、一流どころの俳優とスタッフを
投入する映画には60億円程度の製作費を使っているわけで、規模的には
ハリウッド映画と同レベルなんですよね。

それに対して日本では「シンゴジラ」には東宝の命運をかける大金を投入
したなんて言われていますが、たかだか20億円です。



そりゃ個人的にはとんでもない金額ですが、アメリカ版の「ゴジラ」には
100億円以上の製作費が投入されているわけですから、ハリウッド基準
で見たら映像コンテストなどで受賞した将来有望な新人監督のデビュー作
程度の予算だと思うので、無駄なく有効にお金を使っているという言い方
も出来るかとは思いますがやっぱり無理があると思います。

せめて中国の大作映画ぐらいの予算を集めることが出来ないのが日本映画
の限界なんだろうなと思ってしまいます。

EXILEとかジャニーズとか学芸会みたいな映画はファンクラブ専用の
DVDにでもすれば良いので、もっとまともな役者を使ってオリジナルの
ストーリーで映画を作らないといつかは日本でも大コケする映画が出ると
思いますが製作費が安いので歴史に残ることはないのは幸か不幸かどっち
だと考えるべきなんでしょうね。


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