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怪しげなボクシングの統括団体 [スポーツ]

オリンピックのボクシング競技で、前回まではプロボクサーの参戦を一切
認めてこなかった、国際ボクシング連盟(AIBA)=(主にアマチュア
のルールなどを統括する団体)が、スイスで行われた会合でオリンピック
にプロ選手の参加を認めるという規定改正案を提示し、委員の投票の結果
賛成多数で可決されたことによりプロ選手の出場が可能になりました。

Boxing_ring.jpg

AIBAがプロ選手の参加を容認したのは、ボクシングという競技自体が
不人気競技のために収益が得られにくいということで、世界チャンピオン
が出場すれば多くの観客を動員することが出来るという目論見があったと
されていて、容認論が最初に出た時には引退したマニー・パッキャオ選手
がオリンピックに出ることに乗り気だというニュースが流れました。


その後、他のチャンピオンなどからプロボクサーとアマチュアボクサーの
レベルの違いなどを考慮したら、ヘッドギアを着用しないアマチュア選手
がプロ用の薄いグローブで戦うことにより、致命的な事故が起きる危険性
を指摘する意見が多数となり、パッキャオ選手もプロボクシングの規定に
近いルールではアマチュア選手が危険だとして参加の意思を翻したために
現役チャンピオンや元チャンピオンで出場を希望する選手の名前は現時点
では見かけなくなりました。



選手の安全を後回しにして、収益の向上を目指したルール改訂は、事実上
無意味な投票だったことを意味するわけで、オリンピックで一稼ぎなんて
考えているのはロクなものではないことが露呈されました。

それに対して明確な指針を打ち出した国際ボクシング連盟(IBF)は、
オリンピックにプロ選手が参加した場合は、保持しているタイトルを剥奪
することを発表し、理由としてプロがアマチュアと対戦するのは安全面で
リスクがあるからと明確に安全性の低下を理由にしています。

日本ではWBA、WBCの老舗団体以外のWBOとIBFは、格下扱いに
されている部分がありますが、適切な判断をして選手本位でオリンピック
への参加を規制するIBFはもっともフェアな団体だと言えそうです。

逆にもっとも怪しげな金儲け団体はWBAで、日本の場合だと亀田兄弟が
保持していたタイトルの多くはWBAでしたね。

一昔前の二団体当時はともかくとして、今のようにスーパーチャンピオン
正規チャンピオン、暫定チャンピオンが各階級ごとに存在している団体は
WBAだけですからね、チャンピオンベルトを金で買うと揶揄されている
こと自体が恥ずかしいことだと思いますので、日本ではともかく海外では
WBAはインチキ団体と見られていることは確かなわけなんで、日本人の
選手はWBA以外の団体でチャンピオンになって欲しいなと思います。

ちなみに各団体の本部所在地は以下のようになっています。
WBA=世界ボクシング協会(パナマ)、WBC=世界ボクシング評議会
(メキシコ)、IBF=国際ボクシング連盟(アメリカ)、WBO=世界
ボクシング機構(プエルトリコ)ボクシングは中南米が中心のスポーツと
いうことがよくわかりますね。

現時点ではボクシングの本場とされるメキシコに本拠を築いて、加盟国も
もっとも多いWBCの権威が一番高く、同じ階級内にチャンピオンが複数
存在しているWBAがもっとも胡散臭いような気がします。

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