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実話・心霊体験 幻の大雨 [オカルト・ミステリー]

高校の時の体育館での話の続きということになります。

前にも書いたように、演劇部の合宿は照明効果を確認する必要があるので
暗くならないとリハーサルが出来ません。
※ 昼間は体育系のクラブ活動をしているので暗幕は出来ません。

ステージの上で演出を担当していた私は、舞台セットの前で、立ち位置を
決めるため、キャストの向きを確認しながら、同じ場面の演技を少しずつ
変えて何度か繰り返していました。

ふと下手側(観客席から向かって右側が上手、左側が下手です。)を見る
と青白い顔をした同級生(内向的で外出しない男なので、どの女子生徒と
比べても一番の色白でした。)がカーテンの間からこちらを見ています。

ただでさえ幽霊が出ると有名な体育館ですから一瞬ドキッ!としましたが
幾らなんでも皆がいるところには出てこないだろうと思い直して、そんな
ヘンなところから顔を出すなよ、幽霊かと思うだろ?と声をかけました。

すると逆の上手側から本人が出てきて「僕はここにいるよ」と言います。
彼の顔色はクラブの仲間の中でも特徴的なので、どう考えても間違える事
はないというか、下手側から覗いていた顔は青白い位に色白でしたから、
彼以外にはありえないと思っていたのですが…。

あまり気持ちは進みませんでしたが、下手側の奥まで覗いてみても、勿論
誰もいるわけがありません。
念のために女子生徒に聞いても、怖いから誰もいないところに一人で行く
わけがないでしょという答えでした。
じゃあ、下手側から覗いていたあれは誰なの?

そんな話をしていたら、突然、天井から大きな雨の音がしはじめました。
※ 学校の体育館というのは雨が降ると中にいても大きな音がします。
ありゃあ、あんなに雨が降っていたら外に出たらびしょ濡れになるなぁと
いう話になり、それから30分程で、この日の舞台稽古は終わりました。

体育館から出てみると、激しい音で降っていたはずの雨の痕跡は何もなく
空には星空が広がっています。
木の葉も濡れていなければ、地面にも水溜り一つありません。
あの激しい雨の音はなんだったの?部員全員が聞いていたのに…。

怪しげな謎がいくつも積み重なる合宿でした。

禁忌楼禁忌楼
木原 浩勝

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